新型コロナワクチン接種のお知らせ|けやき内科小児科花小金井駅前

当院では、2026年度の新型コロナワクチンとして、特徴の異なる以下の3種類を取り扱います。

① コミナティ
② コスタイベ
③ ヌバキソビッド

いずれも新型コロナウイルス感染症の予防を目的としたワクチンですが、免疫をつける仕組みなどに違いがあります。
2026年度は、コミナティとヌバキソビッドがオミクロン株XFG対応、コスタイベがNB.1.8.1対応のワクチンです。

コミナティコスタイベヌバキソビッド
メーカーファイザーMeiji Seika ファルマ武田薬品工業
種類mRNAレプリコンmRNA組換えタンパク
2026年度抗原株XFGNB.1.8.1XFG
主な特徴広く使用されてきた標準的なタイプ抗体の持続が長いことが報告されているmRNAを使用しない、発熱等の副反応が少ない

それぞれの特徴の詳細は以下のとおりです。

① コミナティ|広く使用されてきたmRNAワクチン

コミナティは、ファイザー社のmRNAワクチンです。

新型コロナワクチンとして国内外で広く使用されてきたため、最も名前を聞いたことがある方が多いワクチンのひとつです。

mRNAを体内に投与し、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質を一時的につくらせることで、免疫反応を誘導します。2026年度の12歳以上用製剤は、オミクロン株XFGに対応しています。

② コスタイベ|レプリコンmRNAワクチン

コスタイベは、Meiji Seika ファルマ社のレプリコンmRNAワクチンです。

従来のmRNAワクチンとは異なり、体内に入ったmRNAが細胞内で一時的に自己増幅する仕組みをもちます。 そのため、少ないmRNA量でも抗原となるスパイクタンパク質を一定期間つくることができます。
抗体が長く維持過去の臨床試験では、従来型mRNAワクチンのコミナティと比較して、中和抗体価がより長く維持されたことが報告されています。

③ ヌバキソビッド|mRNAを使用しない組換えタンパクワクチン

ヌバキソビッドは、武田薬品工業社の組換えタンパクワクチンです。

コミナティやコスタイベのようにmRNAを投与するのではなく、あらかじめ作製した新型コロナウイルスのスパイクタンパク質を抗原として使用します。免疫反応を高めるためのアジュバント「Matrix-M」も含まれています。

そのため、mRNAワクチンとは異なる仕組みのワクチンを希望する方や、これまでのワクチン接種後の体調などを踏まえて別のタイプを検討したい方の選択肢となります。

また、臨床試験で発熱などの全身性副反応が低頻度であったことも日本感染症学会より報告されています。

どのワクチンを選べばよい?

それぞれのワクチンには異なる特徴があります。

「これまで接種してきたワクチンと同じタイプがよい」
「mRNA以外のワクチンを選びたい」
「違いを聞いてから決めたい」

など、ご希望があれば接種前に医師へご相談ください。

年齢、これまでの接種歴、基礎疾患、過去のワクチン接種後の体調などを確認したうえでご案内します。

高齢者の方は10月からの定期接種を

引用元:日本感染症学会・日本呼吸器学会・日本ワクチン学会 2026年度の新型コロナワクチン定期接種に関する見解(2026年9月1日)

国内では、新型コロナウイルス感染症による65歳以上の死亡数は減少傾向にありますが、2025年には21,003人と、インフルエンザによる死亡数6,333人を大きく上回っています。高齢者にとって、新型コロナは現在も注意が必要な感染症です。流行株に対応した最新のワクチン接種について、ぜひご検討ください。


参考

・厚生労働省「令和8年度の定期接種で使用する新型コロナワクチンに係る副反応疑い報告基準について」(2026年9月10日)
・PMDA「コミナティ筋注シリンジ12歳以上用 添付文書」2026年8月改訂
・PMDA「コスタイベ筋注用(2人用)添付文書」2026年8月改訂
・PMDA「ヌバキソビッド筋注1mL 添付文書」2026年8月改訂
・厚生労働省 5学会による新型コロナウイルス感染症 診療の指針 2025
・日本感染症学会・日本呼吸器学会・日本ワクチン学会 2026年度の新型コロナワクチン定期接種に関する見解(2026年9月1日)